
「色々試してみるんですけどお腹って本当に痩せないですよね…。」僕のジムに来られるお客様のほとんどはこのようなお悩みを持っています。
- 食べ過ぎないように気をつけているんだけど、すぐにぽっこりお腹が出てくる…
- 腹筋、プランクなどのお腹のトレーニングを自分でやっても、お腹が痩せない、スリムにならない…(自分でやると腰が痛いし…)
- 脚とか背中とかは割と痩せるけど、お腹だけはどうしても痩せない…
- お腹だけ出ているのが恥ずかしい…(そんな自分も許せない)
もしかするとあなたもこのようなお悩みをお持ちかも知れません。ですが、大丈夫です。
今日はお腹だけ痩せない女性が知っておくべき3つの原因と、即効性がある食事と運動を紹介いたします。(実際に当ジムで効果が出ている内容です)
そんなにキツくない内容ですので、ダイエット初心者でもご安心ください。
あなたもお腹をスッキリさせて、ベルトとお腹の間にグーが入るほどスキニーデニムをスッと着こなしましょう!
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お腹だけ痩せない女性が知るべき3つの原因
お腹が痩せないのには大きく3つの原因があります。それは、
- 姿勢
- 呼吸
- 腸
です。この3つのうち1つでも間違いがあったり、悪い部分があると、お腹が痩せにくくなってしまうので要注意です。
それでは、1つずつ分かりやすく解説していきますね。
なぜ姿勢が悪いとぽっこりお腹になるのか?
お腹をスリムにしたい場合、姿勢はかなり重要です。なぜかと言うと、姿勢が悪いとぽっこりお腹になってしまい、お腹痩せしにくくなるからです。
でもどうして、姿勢が悪い(特に猫背)とぽっこりお腹になってしまうのでしょうか?その答えはシンプルです。重力です。
猫背になると頭の位置が下がるので、下に向かう重力が増えてしまいます。その重力の影響を受けてお腹の皮下脂肪や内臓が圧迫されて、前にポッコリ出てしまうんですね。
これを例えると、グミを親指と人差し指でギュッとつまむと、横に広がってしまう原理と同じです。だからこの重力の影響をできるだけ少なくする必要があるんです。
脂肪と呼吸が深く関わっている理由
現代の人の多くが呼吸が浅くなっていて、そのことで脂肪が燃えにくくなっています。その理由は呼吸が内臓と神経の働きと深く関わっているからです。
呼吸が深いと自律神経がうまく働き、エネルギーがよく燃えるようになります。つまり脂肪もよく燃えます。
また呼吸が深いことで内臓の働きがアップして代謝活動も活発になります。もちろん脂肪がよく燃えるようになります。
だから呼吸を深くすることで、自律神経と内臓の働きがアップして、脂肪がよく燃えてくれるんです。
腸に関してこんな間違いしていませんか?
腸の働きが悪くなっていると、お腹がポッコリ出てくることが多くなってしまいます。だから腸がよく働くようにと次のようなことをやる人が多いです。
- ヨーグルトをよく食べる
- サプリメントを摂るようにする
- お腹周りの筋トレをする
このような方法で腸を活性化しようと思っても、実際にはうまくいかないことの方が多いんです…。(逆効果になることもあると多くのお客様から聞きます)
これらのことよりも優先にしたいことがあるのに、そのことをしていないと腸はなかなか活性化できません。当然ですがポッコリお腹も解消できなくなってしまいます。
では、これらのことよりも優先にしたいことは一体何なのでしょうか?それをこれから紹介していきます。
即効性もありますから、この記事を読みながら一緒にやってみてくださいね。
お腹痩せに即効性のある運動(女性向け)
お腹やせに即効性のある運動はパワーブレスと言います。このパワーブレスを簡単に説明しますと、美しい姿勢をキープしたまま、筋肉をよく使って深呼吸をする、というものです。
男性に比べて女性は筋力が小さいので、いきなり筋トレなどのトレーニングをするよりもこのようなアプローチからスタートした方が効果的です。
もっと言えば、この呼吸や姿勢がきちんとできていないまま筋トレをしても、なかなか効果は見込めませんので注意が必要ですね。
それでは一緒にやってみましょう。
パワーブレスの具体的な方法

- つま先を少し広げます。アナログの時計で言うと11:05の方向につま先を向けましょう
- 膝の向きはつま先よりも外に向けます。アナログ時計で言うと10:10の方向に膝を向けるようにしましょう。(お尻にキュッと力を入れるようにするとうまくいきます)
- 2割程度、お腹とお尻に力を入れます(トイレを我慢する感じ)
- 背筋を伸ばして肩甲骨を中心へ寄せるようにしましょう
- 頭は天井から引っ張られている感覚を持ちましょう

- ●秒とか●秒以上など、時間を決める必要はありません。あなたが一番大きく吸える量でOKです
- 鼻から吸えない場合は、口からでもOKです
- 立ち姿勢でのポイントが崩れないように心がけます

- 姿勢を崩さないまま口先を細くして、少しずつ息を吐きましょう
- 15秒連続で吐き続けるうちの、最初の5秒がこのブレス1です

- 良い姿勢をキープしたままお腹に力を入れて息を吐きましょう
- 力を入れる加減は5割程度でOKです
- 15秒連続で吐き続けるうちの、真ん中の5秒がこのブレス2です

- 良い姿勢をキープして、お腹だけじゃなくお尻にも力を入れて息を吐きましょう
- 力の入れ加減は5割くらいでOKです
- 15秒連続で吐き続けるうちの、最後の5秒がこのブレス3です
- 立ち姿勢でのポイントを崩さないように意識しましょう
- 全15秒(5秒、5秒、5秒)がキツい場合は、全12秒(4秒、4秒、4秒)でも、全9秒(3秒、3秒、3秒)でもOKです
- 反対に余裕がある場合には18秒(6秒、6秒、6秒)でも、21秒(7秒、7秒、7秒)に挑戦しましょう
- 1日に何回やってもOKですが、朝昼晩に1回ずつくらいからスタートすると良いです。(続けることが大事ですので、いきなり目標を高くしすぎないように注意しましょう)
- 毎日できるのが理想ではありますが、週に2〜3回から、好きな曜日に行うのでもOKです
このパワーブレスをやる前と、やった後(よい姿勢をキープできている時)では、ウエストが細くなっていることが実際によくあります。そういう意味では即効性があると言えます。
ただ、姿勢が崩れるとお腹がポコッとなりやすいので、可能な限り(無理のない範囲で)日常的に良い姿勢でいるように心がけましょう。
お腹痩せに即効性のある3つの食事法
続いて食事法です。実際に僕が運営するジムで即効性があると感じた食事法を3つ紹介します。その3つは
- 水分
- フルーツ
- ファスティング
です。
1つずつ説明しますね。
まず❶水分についてです。普段から水分不足な人は水分(ミネラルウォーター)を増やすことで体重が落ちたり、お腹痩せになる人は多いです。
これは水分不足により腸内に便が溜まってポッコリお腹になっている人が、水分を増やすことでスッキリしていくからだと考えられます。1週間で2〜3kg痩せる人もいます。
この機会にあなたも飲む水分(ミネラルウォーター)を増やしてみませんか?まずはコップ1杯から。お腹痩せのきっかけになるかもしれませんよ。
続いては❷フルーツです。フルーツの食べる量を増やすことで、便通が良くなり、1週間で2〜3kg痩せる例は多くあります。
ちなみによく言われる「フルーツは果糖が多いからダイエットには向いてない」というのは実際には心配ないようです。15年以上ダイエット指導をしていますが、フルーツで太った人を見たことがありませんので。
フルーツがダイエットやお腹やせに効果的なのは、フルーツの食物繊維や酵素が腸によく働き、出る便が多くなり、お腹痩せにつながるんですね。
フルーツを食べるポイントは、
- 朝ごはんをフルーツのみにする
- お腹いっぱい食べてもOK
- できるだけ旬のフルーツを食べる
です。お昼ご飯や晩ごはんがフルーツでもOKですし、普通のご飯のデザートとしてフルーツを摂るのもOKです。
もう一つは❸ファスティングです。ファスティングは断食とも言われ、1週間前後で3〜8kg痩せる即効性があるものです。
ただ、注意点があって普段の生活をしている人がいきなりファスティングするのはお勧めしません。頭痛が激しかったり、倦怠感が大きく日常生活に支障が出ることがあるからです。
きちんと準備をしてからでないとうまく効果が出ません。ファスティングに関してはまた別の記事で紹介します。
ちなみに僕が実際に指導させていただいているファスティングは「きちんと食べる優しいファスティング」です。また詳しくお話ししますのでお楽しみに。
今回は以上です。
お腹痩せはコツさえ押さえれば、どなたにでもできます。今回の記事を何度もご覧になってチャレンジしてみてくださいね。